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ブロックチェーンにより国の形が変わるかもしれない
皆さんは仮想通貨をどのように理解していますか?
ああ、得体の知れないいかがわしいもので、投機の対象として買われたけどバブルがはじけて終わったやつね
世間一般のイメージってこんなものかと思います。バブルがはじけて終わってしまった!確かに終わったように見えます、見えますが政府は慌てて仮想通貨という名称を変更して規制しようとしています。
消費者保護や海外の名称に合わせたとかいろいろ言っていますが、そもそも仮想通貨が終わっているならそんなことまでする必要はない。各国政府は仮想通貨やその基本技術のブロックチェーンに大きな可能性を見ているんです。
ズバリ、国の形を変える可能性があるからで各国政府は戦々恐々としています。
国の形を変える可能性?どういうことでしょうか?ざっくり説明します。
人類はなぜ国という枠組みを作ったのか?
ことの始まりは生き残るため
人類が知能を得て生き残るためにおこなったことは食料の安定的な確保です。
群れを作って、男が協力をし狩りをすることでその群は生き残ることができます。群れの狩り能力が高ければ沢山の獲物が手に入り、群れに加わる者が増えます。リーダーが優秀であれば戦略を立てて更にたくさんの獲物が手に入ります。
獲物がたくさん取れる狩り場は、複数の群れが入りいざこざの結果の末に戦闘が起き、群れの淘汰統合が起きます。縄張りがどんどん大きく、群れも大きくなると群れの中でさらにいざこざが起きるようになり、群れのルールが作られ、一番強く戦略が立てられる者がそのリーダーに君臨し国に近い団体が誕生しました。
農耕を中心とした群れも基本的に同じで、この場合は沢山の穀物を作るノウハウを持っている者がリーダーに君臨して国に近い団体となります。
各種情報の統制
情報統制は、狩りのノウハウから狩り場の位置、天気を見るためのノウハウ、穀物を沢山作るためのノウハウ、敵との戦闘に勝ち残るノウハウ様々な情報統制をします。
情報統制は、リーダーとしての地位を不動のものにするためだけでなく国を守ることにつながります。国を守るということはその国の民が飢えないで平穏に暮らすことができるようにするため。
そのために、情報統制するブレーンを側近に置くようになります。狩り農耕担当、気象天文担当、防衛担当など多岐にわたります。
つまり国の誕生です。
国の役目は人々が飢えないで平穏に暮らすため、そのために、発生した問題は新たなルール決め国が吸収していきます。
そのルールが法律です。
お金の誕生
人々が国の枠組みの中で生活をしていると、これまで物々交換では支障か出てきます。そこで、貝殻や宝石と物は交換できるという民のルールが作られます。これがお金の始まり。
民のルールなので、お金に関してもいざこざが起きるようになり、国がお金も管理するようになります。
国が発行する貨幣に国が価値を保証して配布する事になり、財産の管理をすることに。
価値の管理・証明
価値?そう土地などの財産や人も国の財産になります。
それらを国が管理して、証明する事ができる仕組みを作りました。そもそも、お前はどこの誰なんだ?この土地はオレのだ!などといった争いごとを無くすために国が管理して、土地などの証明するようにしたのです。
国が様々なことを管理した結果
人類が大きく発展する要因になり、民はわずらわしい様々な管理を国に任せて、生きることに専念すれば幸せに暮らせるようになりました。一方、国は様々な情報や価値を管理することで大きくなり、いろんな強大な力を持つようになります。
つまり、情報や価値の管理統制がなければ国の体がなさなくなってしまうんですね。
民が平穏に暮らすには、余計な情報は民には必要ないという考え方が人類の歴史の大部分を占めてきたのです。
インターネット普及による情報の分散化
インターネットが普及すると、情報の分散化が始まりました。国という権力に近いメディアが独占していた情報を収集して発信するという力が、インターネットによってどんどん分散化されていったのです。
新聞社、出版社、テレビ、ラジオ等の既存メディアは、情報を独占することで財を得ていました。しかし、民がインターネットを手に入れると、情報を収集するだけでなく発信するようになりました。その結果、メディアの崩壊が始まりました。
雑誌等の出版はほぼ壊滅、新聞の購読者は減り続け、若い人のrテレビ離れも進んでいます。
インターネットという強大な通信網により、一部権力者が握っていた情報収集発信という力の分散化はこれからもどんどん進んでいくはずです。
ブロックチェーンによる資産管理の解放
国が管理している土地などの資産ですが、その管理証明がブロックチェーンで行われ、その真贋が間違いないものであり、低コストであるなら資産管理は国からブロックチェーンへの移行が加速する可能性があります。
そんな馬鹿な、そんなこと起きるわけない
いやいや、インターネットが世の中を席巻したようにブロックチェーンも次第に日常生活に入っていくはずです。
国が握っていた土地等の資産管理の必要性が無くなると、国の存在価値の一つが亡くなることになります。
ブロックチェーンによる通貨独占の解放
「通貨発行権は国に属する」そのとおりです。日本国がその価値を保証するからこそ、一万円がその価値を保っています。
ところが仮想通貨がそれに置き換わったらどうなるでしょうか?
国が土地等の資産管理もしなくなり、通貨も必要無くなればもはや国としての形が維持できなくなる可能性が出てきます。
市民による市民の政府が誕生するかもしれませんし、もはや世界の国としての枠は必要無くなり、世界統一国家が誕生するかも知れません。
空想の世界ですが、ブロックチェーンの可能性は無限大なのです。
各国がブロックチェーンに戦々恐々
ブロックチェーンにより国が無くなってしまう可能性があるので、とりあえず仮想通貨という呼び名をやめて
暗号資産
としたい。通貨じゃないんだよというメッセージが込められているのに、国の焦りが感じられます。
国としては危険なブロックチェーンを禁止したいが、一方画期的に使える技術であるから、適正に規制して大きな力をつけないよう監視しながら上手く使っていきたい。そうすれば新たな産業の発展につながると考えているはずです。
一方、仮想通貨という呼び名だと、通貨としての機能のほか、資産的価値や、様々な機能があるのが分かりにくいということもあります。
ですが、インターネットの普及と同じように、国の思惑通りにいかないのがニューテクノロジーが繰り返してきた歴史でもあります。
今後、仮想通貨を含めたブロックチェーンがどのように発展していくのか本当にたのしみで仕方ありません。
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