目次
NANJCOINの送金遅延の問題点と解決について考える
NANJ公式ウォレットでの送金遅延については以前からしばしば発生をしていて、NANJ運営がサーバーの調整をすることで解決しています。なので今回も直ぐに解決しました。
NANJホルダーであれば、NANJCOINはイーサリアムのトークンで、イーサリアムが混んでいるから送金の遅延が生じているのかな?なんて想像することが出来ますね。
しかし、今後、仮想通貨が普及して、仕組みを一切知らない層が、NANJCOINを購入し始めたらどうなるでしょうか。
仮想通貨の仕組みを一切知らないエンドユーザー目線で考えてみました。
NANJCOIN送金遅延は携帯不通問題と同じ!?
携帯電話の通信問題
先日のソフトバンクが大規模通信障害を引き起こしました。一部業務が止まってしまった企業や、通信出来ない一般人がショップに訪れ抗議する姿が投稿されるなど大きな問題となりました。
通信障害の原因は「証明書の期限切れ」によるものと発表されましたが、証明書の期限切れと言われてもエンドユーザには「何それよく分からない。とにかく通信障害が発生したんだね。」くらいのレベルでしかありません。
仕組みはともかく、通信が途絶えたらエンドユーザーは困るので、早く復旧してというのが本音で、通信障害なんて起きない通信会社へ乗り換えようかな?なんて思っているかも知れません。
NANJCOIN(仮想通貨)も同じ
仮想通貨の仕組みって知っている人はほとんどいません。「実体の無いなんだか怪しいもので、素人が手を出してはいけないもの。」だって簡単に盗まれるし、価格は暴落するし、そんな得体の知れないもの使いません。」と思っています。
報道では「仮想通貨は当初決済スピードが早いと言われていたが実際には遅いという問題もあり~」等と言われていましたし、客観的に考えても商決済を担うインフラとしては、決済スピードが遅いという問題はかなり深刻と言わざる負えないと思います。
いやいや、仮想通貨は通貨という目的よりもブロックチェーンの革新的技術を見て欲しいな。分散型台帳「どこでも誰でも閲覧参照が可能で改ざんが出来ない。」こんな素晴らしい技術が発展しない訳が無い。
確かにその通りですが、エンドユーザーに取って、ブロックチェーンの革新的技術なんて興味ないんです。
『ダイヤアップ、ADSL、光仕組みは知らん、でも光は速い。便利に使えればそれでいい』
ただただそれだけなんですね。なので、商決済という部分だけでは
- Suica等の電子マネー
- クレジットカード
等の既存技術の決済の方が遥かに早く便利。ブランド力もありますし。
ここが、仮想通貨決済が普及しない理由、つまり、既存技術の方が数倍便利で安心なんですね。
じゃあどうするの?
トークンエコノミーを実現すれば、送金遅延問題なんて関係ないじゃん。
そもそも、現実世界での決済は通過点なので決済スピードなんて関係ないぜ、楽勝(^^)v
ホントにそうでしょうか?
とりあえず送金遅延問題をどのように解決するか考察したいと思います。
送金遅延問題を解決する
送金速度を上げる改良をする
正攻法として単純に送金速度を上げる改良を施して「ほらね、仮想通貨ってチョッパヤでしょ」とその性能を誇示すれば良い。
ソフトバンク系の新しい決済システム『paypay』
使ってみたけど、QRコードを読み取って送金したらあっという間に決済完了してレシートが出てきた。100億円あげちゃうキャンペーンと相まって電子決済界に風穴を開けたのは間違いない。
一方、ブロックチェーンは分散型台帳って安全で信頼性が高く何でも出来るんだよというアプローチってエンドユーザからするとよく分からない。
話しが飛ぶけど、過去、バブルがはじけたころ、東京モーターショーで環境に配慮したクルマが出展されてことがあります。環境に配慮したクルマって必要?速くないの?カッコ悪い!って総スカンを受けました。時代がまだ環境性能を要求していなかったんですね。
時代は変わり現代は、燃費やリサイクルプラスチック利用等といった環境に優しい製品には訴求力があります。
なので、時代が変わればブロックチェーンが商品としての訴求力になる時代が来ると思いますが、今のところはムリ
仮想通貨の決済スピードを劇的に上げる研究は日々されています。なので、Suicaやクレジットカード並のスピードを手に入れることは可能になると考えますがまだまだ先
決済遅延を吸収するシステムをつくる
送金遅延はそういう仕様としてあきらめて、決済の遅延を吸収するシステムを構築するのも一つ。
ブロックチェーンへの書き込み速度は、需要に応じて変化します。一定の需要を越えたりすると、書き込みの遅延が生じます。スケーラビティー問題です。この書き込み遅延の影響を受けないように、オフチェーン決済という仕組みを研究開発している団体もあります。
以前にも電子マネーと仮想通貨のハイブリッドウォレットの話しをしました。
手軽な投げ銭程度の利用ならオフチェーンのNANJ電子マネーでの決済、そして大きな額の決済やBTC等への売却にはブロックチェーンへの書き込みをするというシステムを作るのも一つの方法ではないかと考えます。
えっ?ブロックチェーンで管理しないで、電子マネーの中央政権方式とするなら反対だよという意見もあるでしょう。ブロックチェーンは非中央政権方式ですからね。
なら、電子マネー方式の部分も非中央政権のブロックチェーンにしたら?
↑↑これに関しては、いわゆる妄想の世界になるので後日改めて紹介させていただきます。
トークンエコノミーを実現するために
投げ銭は、非常に訴求力がある決済と思います。Suicaやクレジットカードではリアルタイムの投げ銭は現実的ではない。(不可能では無いしその分野に進出してくる可能性もあります)
インターネット上で手軽に、小銭感覚でポイって使える用途が現実的なのではないかなと考えます。
もう一つ、インターネットとVRが融合した場合の、もう一つの現実世界の決済手段やシステムの整合性や証明に仮想通貨やそのブロックチェーンが使われるのではないかと考えるのです。
この分野とNANJCOINの親和性は非常に高いし、積極的に進出する世界でもあります。
このようにインターネット上のサービスに特化した決済に使う、そしてそのサービスを中心にNANJCOINを使った独自経済圏が生まれる。
前述のとおり、インターネットを中心としたトークンエコノミーの実現にとって現実世界での決済は通過点でしかありません。
しかしながら、現実世界で送金遅延が頻繁に発生して決済できないシステムが、リアルタイム性を求められるインターネット上の決済で利用できるでしょうか?
トークンエコノミー(トークンを使った独自経済圏)の創出、実現をするためにも、今後必ず噴出する送金遅延問題
もしも大きなeスポーツ大会中に送金遅延が発生した場合に
やっぱりNANJCOINは使えない
と批判されないいためにも、送金遅延問題は、今後本気で考えねばならないと考えますし、積極的にそのアイデアの公開をして、今後のNANJウォレットアップデートの参考にしていただければと思います。
ちょっと辛口の記事でしたが、私のブログ記事は
すべてはNANJのために
をモットーに書いているので、皆さんご理解よろしくお願いします。
先にちらっと書いた『電子マネー方式の部分も非中央政権のブロックチェーンにしたら?』の記事はまとまったら公開します。
↓↓↓ブログランキング、よかったらポチって下さい。
仮想通貨ランキングへ