どんなことにも口答えするわが子に、育児のイライラが止まりまらないママパパへ
早生まれの娘が言うことを聞かなくて困っています。
我がまま放題で、ご飯を食べずに遊んでいるので注意すると
- 無視したり
- 今遊んでいるんだってば、お父さんなんてキライあっち行って
- もう分かっているってば
- 食べようと思っているのにさぁ、ドンドン←足を鳴らす音
もう、本当に手に負えません・・・
ママもパパも手を焼いていて、疲弊してもう限界です(泣)こんな状態はいつまで続くんだろう・・・もしかして育て方が悪くてわがまま娘になった?
いま、軌道修正しないと将来大変なことになっちゃうかも・・・
厳しく叱らないとならない
と考え、お父さんが巨大な雷を落とすと、泣きわめき悪態をつき続ける始末で手に負えない状況へ・・・トホホ
パパもママも手詰まり、娘は泣きじゃくり、わがまま放題どうしよう
目次
この症状、実は「我がまま」ではないんです
6歳反抗期「中間反抗期」
2~3歳の第一次反抗期と思春期の第二次反抗期の中間に位置する反抗期なので「中間反抗期」と呼ばれています。
6歳ころになると、自分で出来ることが増えてきて「もっといろんなことをやりたい」という欲求が強くなります。
小学校へ通うようになってひと月が経過し、学校にも慣れてきて色んな事が出来るようになった娘は、急に「中間反抗期の症状」
- 親の問いかけを無視する
- 注意すると反抗する(今遊んでいるんだってば)
- 言葉が達者になり憎まれ口をたたく(お父さんなんてキライあっち行って)
- 言い訳をする(いまやろうと思っていたのに、箸が無いじゃん)
- 気に入らないと手足をドンドン鳴らす
- 叱責すると泣きわめき手が付けられなくなる
これらは、全て中間反抗期の症状で大切な子どもが急に
我がままになってしまった訳ではありません
6歳児の仕様です。繰り返します6歳児の仕様なんです。成長した証拠なんです。安心してください。
中間反抗期はどうして起きる?
- 親の過干渉
子供が成長して何でもやりたいと思っているのに、親があれもこれも手を出しすぎると子供は何もやられてもらえないと感じ中間反抗期の症状が悪化 - 親の放任
6歳になったのだから何でもできるでしょう!しっかり一人でやってちょうだい等といって子供を放任すると、まだまだ甘えたい心との葛藤により中間反抗期の症状が悪化 - 過度の叱責
言うこと聞かないので、頭ごなしに叱ると、自尊心を傷つけることになり、中間反抗期の症状が悪化
甘やかしても突き放してもダメというちょっと難しい微妙な「中間反抗期」ですが、パパは
6歳の仕様である
と諦めた時に凄く気が楽になり、小学生になったんだから何でも一人でやりなさいというスタンスは止め、自分でやりたい、自分で出来たという喜びを感じさせる子育てを心がけたいと考え改めたのです。
6歳反抗期を叱らずに乗り越える方法
『~べき』を『でき~』へ
親がイラっとするのは親目線で『~べき』と考えているからなんですね
お受験で勉強が遅れたらいけないのでペーパーは30枚やるべき
受験生なのだから自覚をもって取り込むべき
小学生になったのだから何でも自分ですべき
朝は早く食べて身支度すべき
宿題は必ずやるべき
親が考えているべきは子供にとっては何だか分かりません。べきが出来ないと叱られることは分かりますが、あくまでもべきは一方的な親の押し付けでしかないのです。
かといって、やらせないと困るわけでここに親の葛藤が生まれ、イライラが募り爆発して頭ごなしに叱責→親は激しく反省~あんなに叱らなくても良かったのになと
これでは、親子の関係はギクシャクし、お受験は失敗、せっかく入った憧れの小学校生活も破綻するかも知れません。
では、どうするか?
中間反抗期に効く・・・『でき~』が魔法の言葉
例えば
- お受験のペーパーは15枚できたね、きっと明日は20枚できるよ
- さすが受験生!お隣とお話ししないで待つことができたね
- すてきな小学生になったら自分でできることが増えたね
きっと明日は○○ができるよ - 教は昨日より身支度が早くできたね
- 手伝ったらあっという間に宿題ができたね
明日は一人でできるかな
「~べき」を「でき~」に置き換えて子供をおだててその気にさせて、少し手をかけてあげれば少しずつ症状はよくなるハズです。
まだまだ、6歳の甘えん坊です、突き放すのではなく自己承認欲を満たせるよう、親が子供の要求を飲むのも役目です。
キライと言ったら・・・そうだねやろうと思っているのに言われたら嫌だよねと共感
足をドンドン鳴らしたら・・・足をドンドンしたいほど悔しいよね
共感すればするだけ、トゲトゲの心は少しずつ丸くなっていきます。
口が達者になった6歳なので子供の挑発に乗って頭ごなしに叱ってはいけません。叱っても効果はありません。一時的に親が感情を爆発させスッとするかもしれませんが
自責の念に駆られる
のは目に見えています。実際に私がそうでした。巨大な雷を落として「やってしまった~」と何度反省したことか・・・(泣)
まとめ
幸いに、早生まれの娘がお受験真っただ中の時には「中間反抗期」は訪れませんでした。お受験教室へ通っている時に、既に6歳になった子供のママが数名が
本当に言うことを聞かなくて・・・
反抗するし・・・
ペーパーも思う枚数をやらないんですぅ
と先生と話しながら泣いているのを見ました。その時は、早生まれの娘より出来るし泣くほどのこと?と思っていましたが、新一年生になって中間反抗期が訪れた娘の言動は本当に酷く、当時のママたちの苦悩が今更ながら分かります。
お受験で教室に行っていると本当に焦ります、そんな中「中間反抗期」により勉強が進まない状況になるとママは参ってしまいます。
そんな時は
- 6歳児の仕様として諦めて気長に付き合いましょう
- 『~べき』を『でき~』へ切り替えましょう
- 過干渉・過度の放任を改め、子供の気持ちに共感しましょう
- 頭ごなしに叱っても効果なし、むしろ症状は悪化します
お受験真っ最中の中間反抗期は大変ですが、むしろ成長の証でもありますから気持ちを大らかに受け止めることが大切と考えるパパなのです。