ERC721とは?
イーサリアムトークンのひとつで、NANJCOINが採用したERC20互換のERC223とは別のトークンになります。
では、どんなものなのか?
技術的な解説は無く超ざっくり解説します。
なので、もっと詳しく説明するとちょっと違うんだけどな~
というのは割愛をお願いします。
目次
ERC721トークンの特徴
ERC20の問題点を克服するためにERC223トークンが定義され運用されています。
送信できない
- アドレスへ送った場合の取り消し
- 安価な送信手数料
などが実装され、NANJCOINなどのトークンに採用されました。
ERC721は、ERC223とは別の方向可能性を持たせて開発されました。
一番の特徴が
- NFT(Non Fungible Token)
という機能です。
代替不可能なトークンという意味で、超ざっくり言うと
トークンに帰属情報、所有者情報を載せる事ができる
というもの。
そのトークンが元々誰が持っていて、所有者の移転はどうなっているのか分かるようになります。
代替不可能な土地、株、証券、契約などの用途の他、実はゲームとの親和性が高いトークンです。
ERC721トークンとゲーム
前回の記事で紹介したCryptokittiesは、自分だけの猫を育て、トレードし交配してと世界でたった一匹のキャラクターを育てるゲームです。
代替不可能なトークンをDNAと見立てて、世界でたった一匹を実現しています。
世界でたった一匹を実現するためにブロックチェーンを使わなくてもいいじゃん。
はい、確かに
ちょっと図式で説明します。
従来型のネットワークゲーム
従来型のオンラインゲームでは、ゲーム内のアイテム所有者情報などは、オンラインゲーム運営会社のサーバーに保存されていました。
オンラインゲームソフトからそれらデータは限定的(ユーザーのもの)にゲームソフトの機能を用いて利用することが出来ました。
しかし、例えば
勇者の剣を限定100本をオンラインゲームのクエストをクリアしたら手にはいるよ~
なんてオンラインゲーム会社が規格したとします。
本当に100本なの?1000本位配っちゃうんじゃ?
と思ってもサーバーを参照する術が無いので運営会社を信じるしかありません。
ERC721を利用したオンラインゲーム
一方、ERC721トークンを使い、イーサリアムブロックチェーンをデータベースとして利用した場合、ゲームソフトからブロックチェーンを参照することも、直接ブロックチェーンを参照することも出来ます。
ブロックチェーン=分散型台帳
誰でもオープンで閲覧できることから
勇者の剣100本
の証明をすることも可能になり、透明性の高いゲームを作ることが可能になるんですね。
また、ERC721の機能を使い、元々の帰属情報や現在の所有者情報、取引情報が記録できて、分散型台帳での保管となれば改ざんも難しい。
次世代のオンラインゲームの開発に非常識に役に立つトークンなんです。
- ERC721トークンは、代替不可能トークン、つまりトークンに帰属情報、所有者情報、取引情報を記録できる
- 唯一無二のトークンとなるので、株、証券、土地の取引の他、オンラインゲームとの親和性が高い
- ゲームアイテムなどの所有データがブロックチェーンで公開され透明性が高い=運営会社の不正や不正アクセスによる改ざんが難しい
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