『在校生の授業を拝見した際には』必ずしも入れる必要は無い
夏休み中の親の課題は、入学願書に記載する志望理由を決めることと言っても過言ではありません。
秋になれば、必然的に願書の受付がはじまります。
そのときまでに願書を仕上げないといけないので夏休み中には志望理由を決めておきましょう。
志望理由に『在校生の授業を拝見~』というくだりは必要なんでしょうか?
お受験の実体験を元に解説します。
目次
在校生の授業を拝見~は必要?
必ずしも入れる必要は無い!
我が家の入学願書には『在校生の授業を拝見~』は入れませんでした。
実際に複数校の公開授業を見ましたが、この先生のこのエピソードを是非とも書きたいと思うような事がなかったからです。
誤解なく、私立小学校の授業はどこも素晴らしい内容のもので、やはり公立とは違うな~というものでした。
なので、我が家は学校見学会で見せてもらったビデオで共感する部分があったのでそれを記載しました。
別の学校は、体験授受業での子供の様子を記載しています。
どちらの学校も合格を頂いていますので、必ずしも入れる必要は無いと考えます。
なぜ必要ないのか?
願書に『在校生の授業を拝見した際には』を入れるという話の理由は、実際に公開授受を見ているという親の本気度のアピールと、実際に共感するところがあれば、家庭の教育方針と合わせて説得力のある文章を構築しやすいから他にありません。
なので、マストに入れる必要性はなく、他の運動会や学校説明会で共感できるエピソードがあればそれを用いてもよいでしょう。
必ず入れないとなんて考えて、特に印象的なこともなかったのに『在校生の授業を拝見し~』なんて枕詞のように入れても何も響かないし、突っ込まれるネタを提供することになります。
とある女子校の願書には、我が家で飼っている生き物の世話から始まり、学校見学会で触れ合った学校で飼っている生き物をテーマに教育方針と合わせて志望理由を作成。
学校見学会は一回しか行ってないのに、この学校も合格をいただきました。
何を書けばいいのか?
書きやすい流れとしては
①起承転結の起
家庭の教育方針
↓
②起承転結の承
教育方針にからむ子供のエピソード
↓
③起承転結の転
学校見学会や公開受業、運動会や文化祭で心打たれたこと
↓
④起承転結の結
まとめとして①~③を織り交ぜ、だから貴校を志望いたします
という結論をまとめ上げればOKです。
論文でやブログ記事では結起承転結といった結論づけをしてから起承転結といった流れで書く場合もありますが、ここは文章構成の基本通りに作成したほうが良いと考えます。
面接官がどんな風に感じ取ってくれるかな?と想像しながら書くと、いい文章になりますよ。
結論
- 公開授業で特に印象的なところがなければ無理をして入れない
- 文化祭や体育祭、学校説明会で印象的なことがあれば、こちらのエピソードを記載する
- 学校行事から共感する部分や家庭の教育方針と合致する部分、先生と協力しながら子供と共に成長したい理由、この学校でなければならな訳を記載する
実際に早稲田実業小学校に合格した親御さんから聞いた書籍です。
これを見ながら試行錯誤して願書を書いたそうです。
もちろん、プレゼンアピールポイントも盛り込んで書いたそうです。
面接対策は別記事に書きますが、私が買って参考になったのはこちらの書籍です。具体的な面接内容や、父親バージョン、母親バージョン、それぞれの回答例が書いてあります。非常に参考になります。