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【小学校受験】意外とできないハサミの使い方・切り方

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制作課題でのハサミ切りはただ切ればいいという訳ではありません

 

難関小学校ほど、考査本番で制作課題を出して子供の基本的な創造性や表現力、巧緻性を評価します。
つまり、ハサミを使って何かを切ったり貼ったり絵を描いたり色を塗ったりといった子供の創造性を表現する能力を鍛えておかなければ難関校は合格しません。

今回作成したプリントは、制作の基礎的なものとなるハサミ切りです。

なぜハサミ切り?うちの子はハサミを使ってちゃんと紙を切ることができるよ、馬鹿にしないで(怒)

いえいえ、ハサミ切りは奥が深く大人も間違った使い方をしている人が多いのです。
はさみ切りがマスターできると表現力が格段と上がりますし、作成した課題の完成度も高くなります。

さあ、無料プリントをダウンロードしてレッツトライ!

ここで公開しているプリントは自由に使っていただいて構いませんが、他のサイト運営者が自己のブログ等に利用したり、商用利用することは禁止します。
あくまでも、自身のお子さんの学習用としてお使いください。

奥が深いハサミ切り

以外に切るのって難しい

プリントの切り取り線は5mmに設定しています。
切り取り線の真ん中をキレイに切れるのがハサミ切りが出来るという基準です。

先ずは図形を切り抜いた見本を見て下さい。

さてさて、図形の前者と後者の違いは分かりますか?


▲丸も四角も線の真ん中を切ってキレイに切り抜けています。


▲一方、この切り取り図形は上手く切れていません。
丸の円周どおりに切れずガタガタしている上に、はみ出て切っています。
四角もはみ出て切っていて一部波打っています。

どちらが上手く切れているのかは一目瞭然です。
うちの子のハサミ切りは大丈夫というママパパ、一度プリントを印刷してお子さんに切らせてみて下さい。
サンプルのどちらになりますか?

なぜキレイに切る必要があるの?

『幼児なんだから何となく線の上を切れていれば、はみ出そうがギザギザになろうがいいじゃん』と思ってしまいがちです。←私もそうでした

キレイに切る目的は、作品のクオリティを数段上に持ち上げるという理由もありますが、実は
巧緻性を劇的に向上させる効果がある
からでもあります。

パパ
パパ

右手と左手が違う動きをするハサミ切りは手の調和が必要です。
キレイに切れるようになるということは、巧緻性が抜群に上がったということ。

巧緻性が上がらなければ、課題を出されてイメージした作品を表現することは出来ません。
ちゃんとハサミ切りが出来るお子さんほど、イメージしたものを満足のいく作品に仕上げることが出来るのです。
逆にハサミ切りがちゃんとできないと、小学校受験失敗ということにもなりかねず侮れないのです。

はさみ切りの無料プリント

今回作成したのは、基本どおりに切るということを重点的に考えたプリントです。

  • 直線から、曲線、その組み合わせ
  • 簡単な図形から複雑なものの切り抜き

大人には簡単なはさみ切りも、幼児にとっては難しいものです。
そのはさみ切りを無理なく繰り返しできるように作成しています。
キレイに切れるとお子さんはどんどん楽しくなってきます。沢山印刷して毎日10分でいいからレッツ・チョキチョキ

※下の画像はサンプルで低画質です。
画像の終わりにPDFでダウンロードできるリンクが置いてあります。
ご自由にダウンロードして下さい。

簡単に使い方を解説

はさみ切りの基本

  1. 背筋を伸ばし脇を締めて姿勢よく座りましょう。
  2. はさみはお腹の前で刃は真っすぐ前に向けて構えます。
  3. 紙に対して直角に刃を当てて切りましょう。曲線を切る時、はさみを動かさず紙を回して常に前向きに構えましょう。   ※ハサミを動かして切るのは間違いです。ハサミはチョキチョキとするだけで固定してハサミを動かして切るのが基本です。
  4. 切る時は「ジョーキジョーキ」と大きく動かすイメージで刃全部を使って切りましょう。
  5. 線の真ん中を切って下さい。始めは波打ってガタガタになると思いますが、意識して線の真ん中をゆっくり切るように心がけていると滑らかにキレイに切ることができるようになります。

印刷について

本プリントを家庭用プリンターで印字する際は、厚手の紙に印刷して下さい。

  • ケント紙や、厚手ジェット用紙などの使用を推奨します
  • コピー用紙だと紙のコシが無く、切る練習になりません

厚手の紙を切って手の力をつけるのも目的ですから、是非とも厚手の紙への印刷をよろしくお願いします。

終わりに

ハサミ切りで躾が見える

ただ切ればいいという訳ではありません。
考査ではハサミの使い方から、受け渡し、基本的な作業を身に付けているのかを見ています。

パパ
パパ

ハサミの使い方を見るだけでちゃんと躾けているのが分かるのです。

今後の教材の方向性

応用編からは切る他に貼るという作業が入り、より複雑になります。プリントのボリュームもアップする予定です。

制作のプリントは基礎編のみ無料として、応用~発展編はnoteを使った販売にしようかな~とか考え中です。
でも、販売せずに全て無料で配布して皆さんのお役に立てればな~とも考え悩んでいます。

なぜなら、ブログ運営は完全なる赤字で僅かでも運営費用が欲しいと考えているから・・・

まあ、とりあえず今回公開分はどなたでも無料で使えますのでどしどしダウンロードして使って下さい。
次に作成するプリントは今回の反響次第で決めようかな~悩むな~