TwitterでApp Storeガイドライン変更でイーサリアムなどのデジタルアセットの保有・やりとりが不可に
という、記事が出てちょっとした話題になりました。
もし、本当なら仮想通貨全体のマイナスですし、アップル自身のマイナスにもなります。
しかし、ERC721という規格のトークンを採用していると弾かれているとのことで、全てを禁止するものでは無いようです。
目次
情報ソース
Twitter上で発信された情報がそれになります。
AppleのApp Storeガイドライン変更に伴い、ウォレットやアプリ内で、Ethereumトークン含むデジタルアセットの保有・やりとりが不可に https://t.co/50UBVa9uMp
— th_sat (@th_sat) June 17, 2018
なんと、仮想通貨全般が使用出来なくなるとは!
これ、バッドニュース大変だ~って慌てちゃいますね。
そんな疑問を有能なNANJホルダーがソースを検証しています。
さらにさかのぼって英語の一次ソースをくまなく見た結果の情報です。
クズノハニキが分析した結果によると
ウォレットアプリとCryptokittiesが紐付いた状態で外部決済でデジタルコンテンツが買える状態であったからと申請が蹴られた。
とのこと。
また、二次ソースのTwitter書き込みの続報によれば
NFTがデジタルグッズとされ、TrustWalletがERC721関連機能を取り除くよう求められたとのこと。また、同様にStatusやToshiといったWeb3.0ブラウザも同様のリスク有りとのこと。https://t.co/50UBVa9uMp
— th_sat (@th_sat) June 17, 2018
と報告され、デジタルコンテンツの決済について問題があるとのことです。
って、訳分からねえ
- Cryptokitties
- TrustWallet
- ERC721
- NFT
なんだこれ?マジで意味が分からねえよ!!
答え:イーサリアムに関連するもの
Cryptokittesとは?
Cryptokittesは、イーサリアムネットワークを利用して猫のキャラクターを育てトーレドするゲームです。
イーサリアムトークンのERC721という規格を利用して、トークンの所有者を明確にしてキャラクタをトーレドする機能を備えます。
ERC721の機能でトレードすることが出来るので、App Storeに弾かれたようです。
TrustWalletとは
イーサリアムやトークンを扱えるWalletアプリケーションで、NANJCOINが採用した規格であるERC20&ERC223に対応します。
内部的にERC721の機能を備えていることから、App Storeに弾かれたようです。
ERC721・NFTとは
NANJCOINのトークン規格は、ERC20とERC223のいいところを組み合わせたもので、非常に優秀です。
一方ERC721トークンは、ERC20とは別方向に進化したトークンで、トークン自身が固有情報を扱えるようになりました。
NFT(Non-Fungible Token、代替不可能なトークン)というものです。
超ざっくり言うと、トークンに製造番号見たいなものを付けて、さらに所有者情報を書き、合わせて取引履歴も記録することが出来るというもの。
上記、Cryptokittesは世界でたった一匹しかいない猫を作ることができ、その基盤となっているんです。
なので、トークン自身がデジタルコンテンツつまり、音楽や動画みたいなものと同じとAppleには判断されたようなのです。
結論:iPhoneは仮想通貨を締め出すの?
現状では、仮想通貨を締め出すつもりはないようです。
ただし、ERC721規格のトークンを採用し、App Storeの決済システム以外のシステムで売買されることを嫌がっているようです。
ERC721トークンに固有情報を載せられると、Cryptokittesのようなゲームに利用され、アップルの管理外でコンテンツの売買がされてしまいます。
すると、App Storeの崩壊にもつながるので、やり取りはさせないとの判断です。
App Storeのガイドラインにも、仮想通貨の売買アプリケーションについての記述があり、特に禁止しているようには見られません。
ERC721トークンで
外部で売買できるもの(デジタルコンテンツ)はダメだが、
iPhoneは仮想通貨は締め出さない
あっ、後日ERC721トークンについてざっくり解説します。
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