小学校の時にしていた理数系男子の意外な習慣
筆者の私は、公立小学校→公立中学校→公立高校→某有名理系大学、という学歴を有しており小学生から算数・理科が得意でした。
皆さんのお子さんは算数と理科は得意ですか?
算数と理科は難しいという強烈な印象があり、子供の時からとにかく算数教室に通わせたいと考えている親御さんも多いのではないでしょうか?
算数教室やそろばん教室を否定するつもりは一切なのですが、思いっきり理数系男子の私自身は小学校時代に塾は通っていませんでした。もちろん、現代と昭和時代は違うという意見もあるのも承知です。
ですが、勉強の基本的な事は変わっていないと思いますので、これから記載する記事を参考にしていただきたいと思います。
意外な習慣とはズバリ、読書です
目次
小学校1年生で学童に入らず
母親にここで待つように言われた場所
我が家は共働き家庭で、母親は近所の工場で働きとても貧乏でした。
共働き家庭の子供は学童に入るところなのですが、なぜか私は学童に入れず、小学校1年生の時、学校が終わった後に母親に連れていかれたところは近所の図書館でした。
「ここで待っていてね。絵本も沢山あるのでいっぱい読んで待っていてね。あとでお迎えに行くからね。」と言われ、おとなしく本を読んで待っていることに。
絵本は沢山あります。読み放題です。1年生のかすかな記憶ですが、本当に大量の絵本を読んでいました。
そういえば、成人になってから、母親になんで学童でなく図書館に行かせていたのか聞いたことがあるのですが、なんと「図書館ならタダでしょ」と笑って話していました。
小学1年~6年生までの遊び場
そんな図書館には、小学校1年から6年生まで毎日通いました。
もうね、高学年になると自分の意思で図書館通いなんです。他の男の子が、空き地に集まって野球やサッカーで遊んでいるところを、私は図書館が遊び場でした。
そうそう、学校のお友達に野球をやらないかと誘われ、一度だけ野球をしたのですが、ボールは取れない、バットを振っても当たらない、そして馬鹿にされるという凄く嫌な経験から二度と野球はやりませんでした。
図書館はパラダイス
小学校1年生から図書館に通っていたことから、興味のある児童書はほとんど読んでしまい小学校4年生ころには、中学生になってから立ち入りが許可される大人エリアの本を読んでみたくてウズウズ。
司書のお姉さんに何度も大人エリアに行きたいと懇願していたところ、小学校5年生の時に司書と一緒なら大人エリアに入る許可が出て、大人エリアデビュー♪
本当にうれしかったですね。
図書館は知識の宝庫。こんな夢のような場所はありません。
図書館に住んでみたいとも思っていました。
算数は独学で簡単だった
小校・中学校で習う理科の基礎知識は、図書館の図鑑や科学書籍で身に付けたと思います。何度も何度も繰り返し読み、将来は科学者になりたいと本気で思っていました。
当時学校での算数に不満がありました。なんでこんなに簡単なことをやるんだろうと。
なので、図書館にある算数の参考書と解説本を読みながら自分で学習して、2学年くらい上の学習をしていた記憶があります。
スイマセン、なんだか自慢みたいになっていて読んでいる方は気分が悪いかも知れませんが、算数が簡単に感じた理由を後述するので、もう少しお付き合いください。
算数が簡単に感じた要因
ここからは自己分析による私見ですのでご了承ください。
読書により語彙力や読解力がUP
今となっては当時どれだけの本を読んていたのか知るすべもないのですが、小学1年生から6年生までの読書数を単純計算をしてみました。
1週6日通い(当時は週休1日だった)1日1冊読んで6年間
1×6×4×12×6=1728冊
読破にあまり時間のかからない図鑑等を含めるともっと読んでいるハズですね。
読書するという事は、沢山の文字、文章に触れるということで当然に分からない言葉は自分で調べたり司書さんに聞いたりします。文章は色んな表現に触れるし、分からない言い回しは司書さんに聞いていました。
すると、どんどん難しい本が読めるようになるんですね。
どんどん、語彙力や読解力が上がり、児童書では物足りなくなった記憶があります。
読解力が上がると算数がわかる
そうなんです、理科も算数も教科書や参考書、テストのペーパを理解するには、語彙力読解力が必要なんです。どんな教科も、語彙力や読解力が乏しくて問題の意味が分からず、結果点を落とす人がとても多い。
国語の点数が良い人は、総じて他の教科も点数が高いハズです。
読解力があれば、塾に通った時に塾の授業で言っている意味が深く理解でき、どんどん成績が上がっていくのです。
全ては、語彙力・読解力
これを上げるには、沢山の本を読むことがとても効果的なんです。
芦田愛菜ちゃんも読書家
才色兼備
子役で時間がないのにも関わらず、慶応中学校に合格し通っている才色兼備な彼女は大の読書家。
活字中毒で、ペットボトルに書いてある成分表まで隅々まで読んでしまう彼女のすばらしさを今さら語る必要もないくらい素敵な女性に成長しつつあります。
我が娘も読書家
小1になる我が娘も読書家で、おそらく私が子供の頃の上を行くほどの語彙力・読解力を身につけています。
早生まれでも0歳から6歳まで毎日3冊以上の絵本を読み聞かせていると
小学校1年生にはこんな本を読むようになる実例小学校4年生くらいのレベルの本を活字中毒でずっと読んでいる
とても楽しい本とのこと
恐るべし小1※魔女の診療所まさかのライバル!のP107の一部引用#絵本読み聞かせ #幼児教育 pic.twitter.com/ozovQzfAwv
— ikumen-papa (@ikumen_papa) October 20, 2019
娘は絵本を延べ6570冊以上読んでいます。
そして、自分で本を読めるようになった年長後半から徐々にレベルが上がっていき、今や小学校4年生くらいの本を読むことが可能。
算数も得意で、学校の宿題もあっという間に終わってしまうので、市販のドリルを自分でやっています。
恐るべし小1
パパを越えてくれそうでとても嬉しい。
理科・算数を得意な子どもにするためには
でもさあ、小さなときから読書をしているから、特殊な能力を身に付けているんでしょ!いまからじゃあ無理ですよ(怒)
いえいえ、読書による語彙力・読解力UPは大きくなっても大人になってからも有効です。
読書を始める時期別で
①赤ちゃんの時からなら毎日3冊の絵本を読み聞かせる
②小学1年からから絵本からでいいので読書習慣を身につける
③高学年なら、勉強を始める前10分の読書タイムを設ける
このように工夫するといいかも知れません
算数教室等の塾に通いながら、興味のあるジャンルでいいから空いた時間に小説を読んで継続してみて下さい。
語彙力・読解力があがり自ずと成績が上がるハズです。
どんな教科も必要なのが、語彙力・読解力
私自身の経験から読書に成績UPの効果があるのは間違いありません。
どうぞ、参考にして実践してみて下さい。